歯列矯正で抜歯が必要になったときに気をつけること3選!痛みはいつまで続く?
できるだけ歯を抜かない、抜歯をしない歯列矯正を希望する人は多いですが、顎のスペースや歯の生え方によってはどうしても必要になることがあります。
親知らずや虫歯の抜歯とは違い、健康な歯を抜くというのは抵抗があるものですが、抜歯が必要となった場合に気をつけたほうがいいことを3つピックアップしてみました。
こんな人におすすめ[su_list icon="icon: check" icon_color="#353535″ indent="8″]
- なるべく抜歯をせず歯列矯正をしたい
- 抜歯することが決まって不安がある
- 抜歯の痛みや費用が気になる
[/su_list]
その① 歯列矯正で抜歯をしない=良いとは限らない
最近は抜歯をしないことを掲げた歯列矯正が多く、実際にむやみに抜歯をせず歯列矯正をすること自体はとても良いことです。
歯並びの状態やスペースによっては抜歯をしなければ余計出っ歯になってしまったり、ガタガタになってしまうというデメリットもあります。
そのため、抜歯を提案されたときはメリットとデメリットバランスを考えて、実際に抜歯をするかどうか医師と話し合うことが大切です。
その② どこで抜いてもらうか確認する
矯正歯科でそのまま抜歯をしてくれる場合もありますが、医師の腕によっては歯の根っこが残ってしまったり、途中で折れてしまったりといったトラブルが起きる可能性もあります。
歯を抜く場所を自分で選択できそうであれば口腔外科で抜歯してもらうことをおすすめします。
歯科医院では虫歯の予防や、矯正歯科や審美歯科のように見た目を美しくすることをメインとしていますが、口腔外科の場合は歯茎の切開や顎の外傷など、外科的な処置を行うことがメインになっています。
処置するのも歯科医師ではなく医師となるので、設備や腕前的にも抜歯してもらうには最適です。
その③ 保険が効かないので費用を確認しておく
歯列矯正のための抜歯は保険が適用されないので、自費診療となります。
矯正歯科によっても異なりますが、大体1本抜くのに6,000円ほど掛かると思っていただければ良いです。
私は大学病院の口腔外科で抜歯したのですが、4本抜いて30,000円ほどでした。※初診料や処方箋代なども含む
痛み止めとしてもらうカロナールやロキソニンも自費になるので、別途費用が発生する場合もあります。
歯列矯正の抜歯は左右で1回ずつが基本
私の場合、上の歯は4番、下の歯は5番の計4本を抜歯しましたが、抜く場合は1本ずつではなく左右でまとめて抜いてもらいました。
1回目は右上と右下の歯を1本ずつ、2回目は左上と左下の歯を1本ずつです。
1回抜歯をすると傷が塞がるまで約2週間ほど空けてから次の抜歯をすることになるので、4本抜くとなると約1ヶ月掛かりました。
例外もあるかもしれないですが、参考にしていただければと思います。
ワイヤーの装着は抜歯が終わってから
基本的に、ワイヤーと呼ばれる矯正器具の装着はすべての抜歯が終わってからになります。
私の場合、抜歯してから歯が動いてしまわないように固定をする「パラタルバー」という器具については、抜歯前に設置しましたので、ワイヤー以外の矯正器具は例外で抜歯前の装着となることもあるようです。
抜歯の痛みはあまりなかった
私は大学病院の口腔外科で抜歯をしてもらいましたが、一番痛かったのは歯茎と歯の根元への麻酔の注射で、抜くときの痛みは麻酔で全く感じませんでした。
抜く時に特有の「メリメリ」といった感触はあるので恐怖感はあるのですが、30分くらいで帰れてそのまま仕事に行けるくらいの処置でした。
抜いた後も血が止まるまでは口の中が気持ち悪いくらいで、痛み止めを服用しなくても何も感じませんでした。
以前普通の歯科で親知らずを抜いたときは、頬に青あざが出来たり、数日ズキズキと痛んだりということがあったので、口腔外科のうまい先生に当たったのかもしれないですが…。
まとめ
今回は、歯列矯正で抜歯が必要になったときに気をつけることを3つに絞ってまとめました。
- 抜歯をしないことが無条件で良いとは限らない
- 抜いてもらう場所も重要
- 保険が適用されないので費用は要確認
抜いた後に気をつけたほうが良いことは別途まとめようと思いますが、抜歯が必要と言われたときの参考になれば幸いです。